他の共有者の所有部分を買い取った不動産業者との交渉
第三者である不動産業者が親族などから不動産の共有持分を買い取ることがあります。
また、他の所有者の共有持分を競売により不動産業者が取得することもあります。
その場合、第三者である不動産業者と共有持分を買い取る交渉をすることになります。
具体的には2つの方法があります。
不動産業者と価格について合意をして話し合いにより共有持分を買い取る方法
不動産業者と合意ができれば共有持分を買い取ることが可能です。
不動産業者は「合意が成立しないと競売になって不動産を失ってしまう」と交渉を持ちかけてくるかもしれません。
しかし、実際のところ、合意が成立しないからと言って競売で不動産を失ってしまう確率はそれほど高くありません。
また、不動産業者は法外な高値での買取の交渉を持ちかけてくるかもしれません。
しかし、不動産の時価がいくらであるかを冷静に判断した上で交渉をすれば、合意により不動産業者の共有持分を買い取ることができる可能性は十分にあります。
共有物分割訴訟により強制的に共有持分を買い取る方法
不動産の売買価格が適正に評価され、支払能力があることが前提となりますが、共有物分割訴訟を行うことにより強制的な買い取りが可能です。
まとめ
- 不動産業者と売買の価格について合意をして話し合いにより共有持分を買い取ることができます。
- 箇条書きリスト
- 共有物分割訴訟により不動産業者から強制的に共有持分を買い取ることも可能です。